龍潭譚背景イラスト

龍潭譚 Tyutandan IzumiKyoka × GakuNakagawa

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『繪草子龍潭譚』販売終了のお知らせ

この度、『繪草子龍潭譚』の販売を終了することにいたしました。

『繪草子龍潭譚』は、イラストレーター・デザイナー・ミュージシャン・書家・印刷会社、
そしてシルク版画工房の摺師が主体的にかかわり作り上げられる作品です。
実はメンバーの内のその摺師・今泉版画工房 今泉浄治さんが昨年の春に他界し、
作品の顔ともいうべき錫箔と銀箔のタイトルを施すことができなくなりました。
他の業者に依頼することも検討したのですが、非常に繊細な作業であるため他の人では難しく、
またもし同等の技術があったとしても
摺師今泉さんとのメンバーシップで生まれた『繪草子龍潭譚』という作品を
他の人に任せるのは心情的に納得がいかず、
メンバーで話し合った末、販売を打ち切ることとなりました。
当初200部限定として販売開始いたしましたが、残念ながら130部を持って終了します。

印刷と仮製本されてはいるけれど錫箔銀刷の装幀はなされていない70冊は、
様々な分野のアーティストや職人とのコラボレーションにより
リデザインを試みようと思っています。
(彦十蒔絵の若宮隆志氏とのコラボによる蒔絵を施した装幀本計画など進行中です)
いずれ装いを新たにした超・豪華本『繪草子龍潭譚』としてご紹介できるかと思いますので、
引き続き、オフィシャルウエブサイトをご覧ください。

『繪草子龍潭譚プロジェクト』というアート活動を2011年開始以来
今まで支援してくださった皆さまにこの場にて御礼申し上げます。
『繪草子龍潭譚』にはじまった『新しい鏡花本を作ろう』という取り組みは、
その後金沢市と泉鏡花記念館による『絵本化鳥』(国書刊行会)、
そして『朱日記』(国書刊行会)の発刊へとつながり、 現在新しい絵本の企画も進行中。
今後も泉鏡花の隠れた名作・小品を絵本という形で紹介していけたらと思います。
『繪草子龍潭譚』もいずれ簡易版を制作出版し、
より多くの人たちに『龍潭譚』と『泉鏡花文学』の素晴らしさを伝えられたらと思っております。
どうぞ今後とも『龍潭譚プロジェクト』メンバーの活動にご注目ください。
ではまた『新しい鏡花本』にてお目にかかれる日を楽しみにしております。

2017年4月30日 龍潭譚プロジェクト代表 中川学